地中に埋めた壺みたいなもの

有益なものは何一つございません

2020-01-01から1年間の記事一覧

今生の別れみたいじゃん、とあの人は言って、 もう会えないかもしれないし、と私は言った。 その口で、またね、と告げた切実な願いは朝の喧騒に溶けた。

なんの因果か

また満月の日に会うことになるとは。 お月様に縁があるわね。

明け方の海、少し肌寒い

「誰でも好きだから誰でもいいし、誰でも好きだから誰でもよくない。」 だって。 君のことが好きな私は悲しいけど、そう言っている間は誰のものにもならないで居てくれそうだから安心もする。君はもうすぐ都会へ旅立つから、そこでたくさんの人と出会って唯…

確信犯

……だったら怖いな、と思ったけど、私の考えすぎで何の意図も無いかもしれない。私に揺さぶりをかけたところで、彼には何の意味も無いもんね。 彼の発する些細なワードが、思い出の端々を引っ張り出してきて私が勝手に囚われてるだけなんだよねぇ。滑稽。

伏線はどこに

少しのキーワードだけを提示して全てを語らず放置するの、された方はとっても不安になるから本当にやめてほしい。 分かってほしいの?察してほしいの? 別々の個体である以上、ぜったいに完璧に分かり合うことはないんだから、伝えるつもりがあるのなら言葉…

矢印の先は樹海でも

私は愚かなのでまた満月の君に会う約束を取り付けてしまいました。 だってまたチャンスがめぐってきて、ダメ元だったのに、まさか了承してくれるとは思わなかったんだもん嬉しいよう。 周りからはきっといい歳してって思われてるんだろうな、一回り近く下の…

宛名のない私信

一度意識しだすと駄目だ、際限なく落ちそう。 前の満月の日を思い出して泣きそうなので近所の居酒屋さんに来たけれど、外にも関わらず目が潤む。 悲しい事なんて一つも起こっていないのに。一夜の夢を見てしまった私は欲深い諦め切れない浅ましい。 好きなの…

甘やかされている

今日はあれから一回目の満月。だけど空には低く雨雲が立ち込めていて、とても月が見えそうにない。 だんだん満ちていく月に怯えていた私のために、空が今回だけは隠してくれのかなぁ、なんて。 なんだかんだ世界は優しいのを私は知っている。 いつもありがと…

付喪神がいるのなら感謝したいものたち

たまには明るい話を。 唐突だけど、私が買って(頂いて)良かった・QOL向上したと思っているものたちを備忘のために列挙していきたいと思います。 防水Bluetoothスピーカー →お風呂で音楽やら配信が聴ける。お風呂でなくても、スマホのスピーカーより断然音が…

月の話

一緒に歩いて、満月を見上げた。 私はこれから月を見る度に、じゃらりという鎖の音と辛口のはずのお酒の甘さを思い出すんだろうなぁ。 文章にすると綺麗だけれど、これは時間がたつごとに徐々に辛くなっていく毒。いまはまだ甘くても、満月を重ねる毎に苦味…

わくわくする気持ちは、確かにあるんだけれど

あの子に会うの、遂に明日になってしまったよ。どうしてこんなことになってしまったのだろうか。 今日は明日に備えてじっくり心のエネルギーチャージでだらだらしてた。 私明日の夜生きているかしら?メンタル死んでないかしら?

虚像が揺らいでいる

電波の向こうの人と今度会うことになってしまった……! 「なってしまった」って言いながら、私からご飯に誘ったんだけど、まさかあっさり承諾されるとは思わないじゃないですか。 今でも好きが行き過ぎないように、情緒をなんとかコントロールしようと試行錯…

治ったのか麻痺なのか

精神的自傷行為のもとだった人から連絡があり、しばらくやり取りをしたのにもかかわらず、普通に何のダメージもなく会話が出来ていることに気付いた冬休み最終日。 これは確実に、配信者の子が上書きしてくれたからだなぁ。 ありがとう……でもガチにはなりた…

あらためて。

あけましておめでとうございます。読んでいる人は居ないはずですが、一応今年もよろしくお願いします。 今年の目標は、リアコにならない、お金は大事に、自分を磨く、です。 わぁぜんぶ繋がってるー! 卑屈とか悲壮感を背負わないように、自分に優しく生きた…